ガラスコーティングのメリットとデメリットを現役ディテーラーが解説

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ガラスコーティングのメリットとデメリットを現役ディテーラーが解説

ガラスコーティングのメリットとデメリットを現役ディテーラーが解説

2024/04/22

あなたが車のガラスコーティングを検討するとき、『なんとなく』施工しておけば安心。

くらいの気持ちで施工を決断していませんか?その決断、もしかすると『損』をしてしまうかもしれません。コーティングを施工する『メリット』と『デメリット』を理解してあなたにとってコーティングが必要かどうかを検討する材料になればと思います。

この記事ではザックリ下の3つのカテゴリーに分けてお伝えしていこうと思います。

 

  • ガラスコーティングとはどんなものなのか?
  • ガラスコーティングにはどんな『メリット』『デメリット』があるの?
  • DIYの施工で十分何じゃないの?

 

 

 

車のコーティングにはどんな目的があるの?

 

車のコーティングには、大きく2つの目的があります。

①汚れや傷、紫外線から塗装面を守る。

車の塗装面は走行中に被る汚れ、大気の汚れ、スレによる傷や紫外線によってストレスを受けます。
塗装表面にガラス層を被せることで塗装面の傷み、劣化を予防することができます。

②塗装面に艶を与え、長期間保つ。

コーティング剤を施工することで、塗装面のミクロレベルの凹凸を埋め、平滑にすることで光の乱反射を防ぎ、『艶』や『光沢』『反射』のレベルが向上します。また、塗装よりも頑丈な皮膜を表面に作ることでその美しさを長期間保つ手助けをする役割を持ちます。

 

車のコーティングの種類とそれぞれの特徴

 

ガラスコーティングとその他のコーティングやカーワックスにはそれぞれどのような特徴があるのかを表にしたのであなたにはどれがぴったりなのかを想像しながら比べてみてくださいね。

 

メリット

デメリット

油脂系コーティング 

(主にワックス)

①自分で簡単に施工できる

②施工費用が安い(1回数百円)

③イオンデポジット(水アカ)がつきにくい

④深い艶を出しやすい

①耐久期間が1〜2週間程と短い

②大気の汚れを巻き込みやすい

③傷の予防効果は無い

樹脂コーティング 

(ポリマー)

①比較的安価で施工できる

②耐久性は6ヶ月前後とやや長い

③ややイオンデポジット(水アカ)がつきにくい

①傷の予防効果が小さい

②費用対効果がやや悪い

③汚れが塗装面に固着しやすい

④耐久性が中途半端

ガラスコーティング 

(硬化型)

①汚れが塗装面に固着しにくい

②耐久期間が3〜5年と長め

③艶が出るものもある

④洗車時の汚れ落ちが良い

⑤ワックスに比べ塗装面に細かい傷がつきづらい

①施工費用がやや高額になる

②自分で施工するのがやや難しい

③自分でやるなら2日、

依頼の場合3〜7日程度

預ける必要がある。(専門店の場合)

④ショップにより質のばらつきがかなり大きい

セラミックコーティング

①汚れが塗装面に固着しにくい

②耐久期間が長い(5〜10年)

③艶(反射、発色)が良い

④洗車時間が軽減できる

⑤塗装面に細かい傷がつきづらい

①施工費用が高額なものが多い

②市販品は性能が低い

③施工に時間がかかる。

④取扱いショップが少なめ

 

『カーワックス』は昔の製品というイメージがあるかもしれませんが、施工が簡単なことに加え、『イオンデポジット』を予防する能力については今でもトップレベルで優秀といえます。

『ポリマーコート』もワックスの進化版という側面がありますが、やや中途半端な立ち位置になっていて、最近はほとんど見かけなくなりました。

定番となった『ガラスコーティング』ですが、施工するショップによって『クオリティの差』がかなり大きいので注意が必要ですので施工事例やスタッフの知識レベルを見極めて依頼するようにしましょう。

さて、ここからは、あなたが実際にガラスコーティングを施工することでどんなメリットを得られるのかについて解説致します。

 

 

ガラスコーティングの6つのメリット

 

 

ガラスコーティングを施工するとこんなメリットが得られます。

  1. 車が汚れにくくなり洗車の頻度を減らす事ができる。
  2. 汚れが落ちやすくなり、洗車時間を短縮できる。
  3. 洗車でコーティングが落ちないので長期間効果が続く。
  4. 洗車傷がつきにくくなり美しさを保つ事ができる。
  5. 紫外線や汚れによる塗装劣化から塗装を守る事ができる。
  6. 車を売却する際の査定額が相場よりも高くなる。

 

とても魅力的なメリットがたくさんありましたね。ではそれぞれのメリットを少し掘り下げていきましょう。

 

1. 車のボディーが汚れにくくなる

 

 

車が汚れにくくなるというのはとても嬉しいメリットの一つです。

洗車が好きで時間にも余裕がある方ならこの効果にさほどメリットは感じないかもしれませんが、平日は仕事が忙しく、休日は家族との時間や趣味の時間に充てたいとしたら車が汚れにくくなるというのはとても嬉しいメリット。

何より車がいつも輝いているというのはせっかく高いお金を支払って購入した愛車の価値を十分に味わうことにも繋がり、周囲からの印象も より良いものになるかもしれませんね♪

汚れにくいということは車の見た目だけでなく、ボディにとって悪い影響を及ぼす虫の死骸・花粉・鉄粉・黄砂からのダメージを軽減することになり、安心にも繋がります。

 

2. 汚れが落とし易く、洗車時間を短縮できる。

 

 

汚れにくさと関連する機能として、ガラスコーティングには、汚れを落とし易くするという機能も併せ持っています。

いざ洗車を始めてみると、洗い心地が軽く、洗車スポンジがスーッと滑るように滑ります。

汚れ落ちも良いので軽快に洗車を進めることができ、洗車時間も短く、体力も奪われずに済みます。

何より固着した汚れをゴシゴシと擦らずに落とせるので、ボディーに傷をつけてしまうリスクを軽減できるのは嬉しいですね。

 

3. 洗車でコーティングが剥がれないので効果が続く。

 

カーワックスやポリマーコーティングと違い、繰り返し洗車を行っても剥がれないので長期間コーティングの効果が続きます。

但し、『剥がれない』=『効果が続く』ということでは無いので、より長持ちさせるならケアにも気を配りましょう。

定期的な洗車を心がけ、傷をつけにくい洗車用品を選び丁寧に洗車をしたり、定期的にディープクリーニング(細部洗浄や鉄粉、水垢除去)を行うことで本来のコーティングの性能を存分に発揮させ長持ちさせる事ができます。

 

4. 洗車傷がつきにくくなり、美しさを保つ事ができる。

 

ガラスコーティングを施工することで塗装の強さが向上し、一定レベルで傷を軽減ることができます。但し、この機能もコーティングの性能によりかなり差があるので、口コミや試験データなどを参考に商品や施工店を選ぶようにしましょう。

 

5. 紫外線、汚れによる塗装劣化から保護できる。

 

 

紫外線は人間の肌だけでなく自動車のボディーを劣化させる要因になります。

特に赤系の色は紫外線に弱く、色が抜けてきます。赤色は褪色しピンクへ、オレンジ色なら薄ーいオレンジになります。

更に劣化が進むと、塗装の表面(クリアー層)は剥離を起こし、パラパラと剥がれ落ちます。コーティングを施工することで、完全ではありませんが、幾分褪色を防ぐ役割があります。

 

6. 車を売却する際の査定額が相場よりも高くなりやすい。

 

同じ年式、同じ距離を走っている同じ車種、同じ色の車なら売却の際の査定金額にあまり差は出ません。

しかし、当店のお客様がホンダシャトルからヴェゼルに乗り換える時に下取りに出したところ、相場よりも20万円近く高く買い取ってもらう事ができたとお話しされていました。

普通なら買取金額に20万円も差がつくことはないのですが、Sさんが下取りに出したシャトルはガラスコーティングを施工し、その後のケアも定期的に行っていたのでとても状態が良く、査定員から、とても状態が良いのでオークションに流さずに店頭に置いておいたらすぐに売れるからその値段で下取らせて欲しいと申し出があった為、高額買取が成立したそうです。

条件が揃えば今回のように嬉しい結果につながることもあるのでコーティングと日頃のケアで良い状態を保つと良いでしょう。

 

 

ガラスコーティングのデメリット3選

 

 

このようにメリットの多いガラスコーティングですが、逆にデメリットもいくつかお伝えしたいと思います。施工を迷っている方は判断材料にしてみてくださいね。

 

1. DIYコーティングが簡単にできない

 

ガラスコーティングを自分で施工する場合、失敗のリスクを含んでいることも知っておく必要があります。

施工そのものはさほど難しく無いものもありますが、『下地作り』と『材料選び』『施工環境』が揃っていないと良い結果にならず、むしろ施工しない方が良いコンディションを保てる事もあるので、メリットとデメリットを照らし合わせてよく検討してから施工に踏み切りましょう。

 

2. 専門店に依頼すると費用がかかる

 

DIYガラスコーティングのリスクを避けるためには、専門店など業者に依頼する方が安心ではあります。お車のコンディションや大きさ、コーティングの種類などで費用は異なりますが、目安としては7万円〜10万円が新車からの施工では多い価格帯かと思います。

費用対効果や補償、アフターサービスなどを加味すれば高くないと考える方も多いですが、単純に金額だけを見ればやはりDIYでコーティングをすることからすると高額に感じられる方も多いでしょう。

 

3. 自分で施工するにはまとまった時間が必要

 

ガラスコーティングを自分で施工しようとすると膨大な工程を自分一人で行わなくてはならず、屋外で施工する場合は天候や気温にも配慮しなくてはならないなど、沢山の障壁があります。

大まかな工程として、『ボディの洗浄』→『細部の洗浄』→『ミネラル分、油分の除去』→『ケミカル成分を残さないためのすすぎ洗浄』→『マスキング』→『下処理研磨』→『洗浄』→『全体及び細部の水切り』→『マスキング』→『コーティング剤の塗布』→『コーティング剤の拭き取り』→『塗りムラ、拭きムラの確認』『乾燥、硬化』→『仕上げ』のような流れになります。

これらの作業はいくらでも手を抜ける部分でもありますし、いくらでも時間をかけられる部分でもあります。一般の方なら作業で丸1日+一晩乾燥で終わらせる事が多いと思いますが、専門店の場合は、内容によって異なるものの、2日〜4日程が一般的かと思います。

ガラスコーティングの乾燥については初期硬化で12時間程度〜数週間かけて規定の強度に達し、安定した状態になるものが多いようです。

専門店ではえん初期乾燥の後に赤外線ヒーターなどを用い、安定した状態で納車するショップもあるので参考にしてみると良いかと思います。

 

 

ガラスコーティングのメリットはデメリットに勝る?

 

ガラスコーティングのメリットまとめ

 

  1. 車が汚れにくくなり洗車の頻度を減らす事ができる。
  2. 汚れが落ちやすくなり、洗車時間を短縮できる。
  3. 洗車でコーティングが落ちないので長期間効果が続く。
  4. 洗車傷がつきにくくなり美しさを保つ事ができる。
  5. 紫外線や汚れによる塗装劣化から塗装を守る事ができる。
  6. 車を売却する際の査定額が相場よりも高くなる。

 

ガラスコーティングのデメリットまとめ

 

  1. DIYコーティングが簡単にできない
  2. 専門店に依頼すると費用がかかる
  3. 自分で施工するにはまとまった時間が必要

 

 

あなたにぴったりの施工スタイルとは?

 

ガラスコーティングを施工する時に、大きく2つの選択肢があることをここまででお伝えしてきました。

1つ目は失敗や時間的なリスクはあるものの、自分で施工する楽しさを優先するという選択。

もう一つは、一定以上の品質や補償、アフターサービスを受け取る対価として費用を支払うという選択でした。

あなたがガラスコーティングを施工するときのヒントとして活用していただく事ができたら嬉しいです^ ^最後まで読んでいただいてありがとうございます!

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車のガラスコーティング専門店GLOSSY
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電話番号 : 090-1453-2498


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